吸血鬼の休日

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「ん……」 いつの間にか寝ちまったみたいだな……もう夕方か 「やっと起きたみたいね」 「パチュリー?」 目の前には椅子に座って紅茶を飲んでいるパチュリーの姿があった 「まぁ妹様と毎日弾幕ごっこしていれば疲れるのも当然だろうけど。もう少し休んでく?」 「いや、ちょっと体を動かしたいから外に行ってくる。また寄らしてもらうよ」 「そう。今の時間は妖怪がよく出るから気をつけなさいよ」 「ん、わかった。あぁ、それと」 「なに?」 「本を読ませてくれてありがとな。結構知らない魔法があったから助かったよ。じゃ、また!」 「あ、ちょっと! まったく……落ち着きのない子ね」 そんなことをぼやきながらも、パチュリーはどこかうれしそうな顔をしていた――― それから数時間後・・・ 「さて、どうしようかね……」 今目の前には金髪に赤いリボンをした少女が倒れている。なぜこんなことになっているのかというと――― 俺、出かける→森の上を飛んでいるとき、少女が現れる→「食べてもいい?」と聞かれる→もちろん断わる→弾幕ごっこ開始→現在にいたる というわけだ 「だが、妖怪とはいえ放ってはおけないな(気絶させた俺にも責任があるだろうし)。一旦紅魔館に連れて帰ろう……」 ・ ・ ・ ・ ・ ・
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