第一章 紅魔館編

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数分後 「よし、到着!」 俺たちが降り立った場所は大きな紅い館の前。なんだけど…… 「門番の人、寝ていますね……」 チャイナ服を着た女性が門の前でぐっすり眠っていた 「おーい、ちょっといいかー?」 女性の肩をゆさゆさと揺らす 「ほえ? ねてませんよ~……ぐぅ」 「……起きろやーーーー!!」 「ひゃい!?」 む、やっと起きたか 「ななななな、なんですかあなたたち! しし侵入者ですね! 私には全部わかるんですから!」 ……なんでいきなり侵入者扱いされなきゃいけないんだ 「はぁ、侵入者がわざわざ門番に気づかれることをするわけないでしょう。それに、私たちはここに初めてきたんですから」 「ありゃ、そうだったんですか? ということは、外の世界から?」 「うーん、たぶんそうなんだろう。こんな場所知らないからな」 「えーっと、失礼しました……。私は紅 美鈴といいます。お見知りおきを」 「俺は樋渡 優だ。よろしくな」 「私は日向 佳織です。よろしく……」 「……あなたたち、なにをしているのかしら?」 誰かの気配を感じた次の瞬間、突然目の前にメイド服を着た女性が現れた
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