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「優、主の言うことが聞けませんか?」
うわーい、霊力使って俺に攻撃するのやめてもらえますかねー? 結構痛いんですけどー
「わかったわかった! お前がいいっていうなら引き受けるよ」
「交渉成立、ね。じゃあ先にこれを渡しておくわ」
そう言ってレミリアは何枚か札を取り出し、渡してきた
「なんだこれ?」
「スペルカードというものよ。ここ、幻想郷ではそれを使って弾幕ごっこという戦いをするの。簡単に説明すると……」
幼zy(ry)少女説明中
「えっと、この土地は幻想郷って所。弾幕ごっこってのは弾幕とかいうものを使って戦うもので、スペルカードは何枚かを所持して得意技を記しておいて宣言するために使うものか。宣言なしはどうなるんだ?」
「それはルールとして禁止されてるわ。弾幕ごっこは相手の命を奪ったり、必要以上に痛めつけることは禁止。でも吸血鬼である私たちは紅い満月の日は狂気に囚われていてそんなことを気にしないから本当に殺し合いになる……。それを覚えておきなさい」
「わかってるよ。ま、そのことはまたあとにするとして……」
「なにかしら?」
「その、飯食わせてもらってもいいか? 腹が減っちまってさ」
「私もお腹が空きました……」
「そういえばそうね。いつの間にかそんな時間になってるし。咲夜、私たちが食堂に行くまでに準備の方よろしく」
「かしこまりました……」
そう言うと一瞬で咲夜さんが消え、レミリアが歩き出した
「ほら、二人とも行くわよ。もう出来上がってるはずだから」
「は? 今準備してくれって言ったばかりじゃ……」
「咲夜は時間を止める力を持っているのよ。だからもうできていて今頃待っているわ」
「うはー……一瞬で消えたのはそういうことか」
「そうよ。ほら、ついてきて」
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