第一章 紅魔館編

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食堂にて 食堂に着くと本を持った少女と、背中に小さな黒い羽根が生えた少女と目が会った。本を持った子は魔女、みたいだな。 「その子たちが咲夜の言っていた子?」 「えぇ。紅い満月のこともあるから力を貸してもらうことを条件に、ここに住まわすことにしたの」 「ふぅん……。私はパチュリー・ノーレッジ。隣にいるのが小悪魔よ。優に佳織だったわね。よろしく」 「優さん、佳織さん、よろしくお願いしますね♪」 「あぁ、よろしくな」 「よろしくお願いします……」 ん? そういやまだ料理が並んでいないな? 「レミリア、料理はもう並んでいるはずじゃなかったのか?」 「まだ妹のフランが来ていないからよ。……そうだ。ねぇ、 優? ちょっといいかしら」 「その不気味な笑みはなんだ? ろくなことじゃない気がするんだが」 「別にたいしたことじゃないわよ。妹を呼んできてほしいの。運が悪いと怪我するかもしれないけどね」 「……待てい」 「あなたがただの人間とかなら頼まないわ。それに、この程度で死ぬようだったら紅い満月の日は絶対に無理でしょう」 「ちょっとした腕試しってところか?」 「そんなところね。咲夜、案内してあげなさい」 「はい。優様、佳織様、こちらへどうぞ……」 「あぁ。というか、呼びに行くだけで死ぬ可能性があるってどれだけ危険なんだよ……」 「大丈夫よ。普通の人間や妖怪ごときならそうなるって話だから」 レミリア。お前の言う大丈夫っていうのはなにを基準にしているんだ……
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