第一章 紅魔館編

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食堂を出てから数分後 「こんな地下牢にいるとは、本当に危険みたいだな……」 「はい。では私は先に食堂のほうへ戻っていますのでまた後ほど……」 えー、まじですか。いや、いいけどさぁ……って、もういないし! 「はぁ、佳織は万が一に備えて ここで結界を張っていてくれ。大丈夫だとは思うけど」 「わかりました。……えいっ」 術を唱え終わると佳織の周りに淡い光を帯びた結界が現れた。これで佳織は安全だな…… 「そんじゃ行ってくるわ。また後で」 「はい、気をつけてくださいね……」 一方、食堂では 「あ」 「どうしたの、レミィ」 「優に弾幕の出し方を伝えるの忘れてたわ……」 「そんなこと? 大丈夫よ。彼、魔法を自在に操れるみたいだし」 「ふーん……パチェがそういうのなら平気ね。なら、しばらく待っていましょうか……」 暢気に紅茶を飲んで話し合っていた……
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