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俺「近くにディズニーランドでも出来たのか?」
などと馬鹿な事を思いながらゲームを再開しようとした――――その時!
ドォォォォォォン!ドォォォォォォン!ドォォォォォォン!
何かが爆発したような音が轟いた。と共に、マンションが少し揺れた。
俺は、何事かと思い再び窓の外を見た。
俺「え?なんだよあれ……」
見ると、少し遠くの辺りから炎が上がっている…まるで空襲にでもあったかのような感じだ。
俺は、しばらく言葉を失った。
弟も、恐怖で声が出ない様子だ。
よく見たら、遠くの方はもう全面火の海と化していた。
しばらく黙って見ていたが、ここで俺の第六感が働いた。
(いずれここも火の海になるだろう…原因がどうであれ、早く逃げなければ―!)
俺は弟を連れ急いで玄関へ行き、外へ出ようとした。
が、それは阻まれた。
何かに玄関のドアが蹴破られ、行く手を阻んだ。
それは、人だった…だが、何だか様子が変だ…。
いや、様子どころか見た目が…まるでゾンビの様な格好だ。
見ていると、それはいきなりこちらへ向かって歩み出した!
それにつられ、俺たちは後退した。
そして、明らかに人ではないと判断した俺は台所へ走った。
俺は包丁を両手に持ち、それの所へ戻った。
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