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―――――!
俺「…ぐぅ…俺は死んだのか……頭いてぇ…どうやら天国には行けなかった様だな…。」
辺りを見回したが…まるで地獄絵図だ。
俺「あれ…ここ家の近くに似てる…まさか俺生きてんの!?確か空襲に遭って…」
しばらくして、弟が居ない事に気付いた。
しかし、ここで慌ててはいけない。まずは武器を探さなければ――。
――15分程歩き回っただけでかなりいいものがあった。
まず、空き瓶…これで奴らの頭でも殴ってやろう。
次に、鉄製のバット…やはりこれで奴らの頭をかち割ってやる。
そして最後に、大きめの鉈があった。これは最高の武器だ。奴らの首をはねてやる。
と、言うか…
俺「やっぱり空き瓶いらねぇ。」
瓶を捨てた。そして、鉈をジーパンのベルトに引っ掛け、バットを構えながら歩いた。
俺「あいつ、どこに行きやがった!?」
町がこんな状態では、そんなに遠くへは行けない筈だが…。
俺「まぁ、あいつの事だ。どっかで生きてるだろう。」
と言うより、今はそうあって欲しいと願うほかない…。
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