25人が本棚に入れています
本棚に追加
「機材の修理費だって
タダではないんですよボス！」
ボスが暴れてオルカを傷付けたら
どうするつもりですかと
スタッフの一人に諭されて
ようやく力を抜くアグリィ
「外装の塗装費用はチョージの
給料から引いとくからな！」
船室へ戻るアグリィを
見送りながら潮児は
めんどくさそうに呟いた。
「アグリィもアレがなきゃ
いい奴なんだが…。」
「そう思うなら
もっとオルカを大切に扱うんだ。」
そう言ったのは
まだ俺を羽交い締めにしている
ドク・エルバー
いい加減放してもらいたい
「いつまで背中に
張り付いている気だ？」
「パイロットのデータも
オルカ改良には
欠かせないのだよ
じっとしていたまえ。」
そう言って断りもなく
ベタベタと触ってくるドク
まぁ別に嫌じゃないから
好きにさせとくが。
ちなみに俺に変な趣味は無い
ドク・エルバー
彼ではなく彼女、れっきとした
女性だ。
最初のコメントを投稿しよう！