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趣味で軽いランニングぐらいは していたが別に人一倍 肺活量が多い訳でもない 吊った足を直そうと海中で足を 揉んでみるが効果が無い だんだんと息が苦しくなる 心臓は早鐘の様に鼓動を早め 嫌な想像が脳裏を過る、 水の中では人の体は浮くはずなのに 足をほぐしているせいか 沈んでいく一方だ。 死にたくない一心で 海面を見上げた時 一瞬息の苦しさを忘れた。 そこには星の煌めきがあった 無数の命の光があった 暗闇の様な影があった そして何より それら全てを内包していながら 決して束縛しない青があった。 遠退く意識と弱まる鼓動とは 対照的に俺の心は 抑えきれない興奮と 満ち足りた様な満足感に溢れていた あぁ…こんなところで眠れるなら 俺のこの無意味な人生にも 意味があったのかも、と。
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