第一章-episode1-
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駅前は閑散としていて、コンビニと江ノ島の灯台が街に明暗を作っているだけだ。ハルナの話によると昼は開けていて活気があるらしい。 海岸に入ると、浜辺の独特な黄色い砂を踏みしめながら、ハルナは天を仰ぐ様に星だけが輝く黒い空を見上げる。 「あたしが生きてる頃も、こうやって見てたんだろうなぁ」 『死んでいる』そう思うと、天を仰ぐという表現は通用しない。 ここが天なのだから。
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