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いきなり何を言う、無理だ。
「それこそ集中力よ、サッカーやってたんでしょ」
あたふたしている俺にそう言った。サッカーやってたのか?俺。
「じゃあ、まずはあたしからね」
そう言うとハルナは、手を真っ直ぐ前に突き出して何か唱えた。
「オフェンシブコード・プラクティス」
目をつぶり、足を必死に踏ん張らせる様に力を入れて続きを唱える。
「ノーヴェチェント・ヴェンティ」
閃光が暗黒の砂浜を包む。
刹那、爆音と共に一筋の光が大海原に向けて駆けて行くが、岩には当たらなかった。
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