嫌いになれたら

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千夏は授業が終わるとポーチから香水を出して自分に振りかけた。 「千夏香水変えた??」 「よくわかったね…ちょっと前に変えた!!」 「わかるよ~」 それから何気ない話をいくつかして、その日は帰宅した。 「ただいまー」 「おかえり」 洗面所から淳の声だけ聞こえた。 いるんだ! バカみたいだけどそれだけで胸が高まる。
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