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―――――――
「失礼しまぁす、お茶持ってきました―」
そう言って未加は返事を待たず副長の部屋の障子をあける
「返事を聞いてから開けろ!!
…そこらへんに置いておけ」
土方は紙の山と闘っている為、未加の方を向かずにそう言った
「分かりました、冷めないうちに飲んで下さいよ」
未加は別に嫌な顔をせずただそう言い土方の部屋から立ち去った
必死に動かしていた手を止め
土方はお茶を手にとり飲む
「…苦ぇ」
俺は苦いほうが好きだがここまで苦いと流石に…
多分これは未加なりの気遣いだろう
今日は一睡もせずずっと仕事をしていた
未加は何故分かるのかその日の茶はいつも以上に苦い
「………眼覚めたし、やるか」
そうポツリと土方は呟きまた筆を動かしはじめた
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