第一章

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――――ドドドド!!! 「来たぞコノヤロー!!!」 道場に勢いよく入り大声で言った 稽古中の隊士さんが私は見る まぁ、こんな入り方と大声で叫べばそうなるか 「遅いですよ未加さん、とりあえず素振り200回して下さい」 沖田さんは腰に片方の手をあてもう片方に竹刀を握り笑いながら言って来る 「えぇぇ!!腕がもぎ取れます!!!」 しかもとりあえずってまだ何かやるのかッ!? 「仕方ないですね、じゃあ500か―――」 「すいません、200回素振りさせていただきます…」 私は道場の入り口のすぐよこにある竹刀をとり端のほうで素振りをし始めた 逆らってもいいことは何もない… .
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