第一章

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――――ガツン 沖田と平助は鍔迫り合いになり動かなくなった 「…平助少し強くなりましたね」 「へッ、総司が甘味食ってる間に俺はずっと稽古してたんだよ…!」 二人は力を弱めず会話している だがよくみれば平助の額にはうっすら汗が浮かんでいる 「ふーん…でもまだ……」 沖田はもう一度持っている木刀を握り直した 「……私にはかないませんね」 沖田は平助の木刀をおし払う、焦った平助は距離をとるために後ろへ下がった その時 ――――ズル 「……へ?」 「あ……」 平助の体がゆっくり落ちた 理由 先ほど未加がなげた竹刀を平助が気づかず踏み 滑ってこけた .
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