第一章

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――――――― あの後私は台所へ行き 塩をふっておにぎりにして食べた 初めからこうすれば良かった…… 「ちょっと!未加ちゃん!!早く食器洗いしてえや!!」 …あの、食べてるの見えません……? 隣にいるお凛さんに怒鳴られ私はまた悲しくなる お凛さんとは私の女中の先輩 人生の先輩 「未加ちゃん…?切り刻んで欲しいん?」 「何でみんな心読めるんですか!!?」 沖田さんといい土方さんといい!! ほんとに人間ですか!!! ………って 「……あの二人は人間じゃなかった…」 「未加ちゃん………?」 お凛さんが本格的に包丁を持ち上げ向けてきた為私は口におにぎりを突っ込み皿洗いをし始めた .
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