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掴みか…
掴みは大事だな…よし
みなさんこんにちは
『六道 鋼』(リクドウ ハガネ)と申します
普段は八雲邸の家事をこなしています
…駄目だ
性に合わん
改めまして…六道 鋼だ
さっき言った通り八雲邸で家事なんかをしているわけだが、
普段からここの人達は出掛けたりしているから、
俺も幻想郷を散策している
そうだな…ちょうどいい
今俺はお茶…俺の趣味で紅茶…を運んでいるわけだが、
八雲邸のみんなを紹介しよう
まず、
?
「おぉ、鋼
やっと来たか」
この屋敷の主人の式、
九尾の狐の妖獣『八雲 藍』(ヤクモ ラン)さん
仕事もそつなくこなし、
俺がここに来る以前から八雲邸の家事や、
寝ている主人の仕事を代わりにするほどの、
きちんと仕事ができる『クールビューティー』という言葉がよく似合う方だ
次、
?
「鋼様、砂糖取ってください!!」
藍
「大丈夫だ橙!!
私が取ろう!!」
橙
「あ、藍様!!
ありがとうございます!!」
藍
「熱いから気をつけてお飲み」
橙
「はい!!ありがとうございま…うにゃぁ!!
熱い!!」
藍
「ちぇぇぇぇぇん!!!!」
猫又の妖獣『橙』(チェン)
藍さんの式だ
式が式を持つというのはかなり特例みたいだが、
それだけ藍さんが力を持っているという証なのだろう
そして、なによりも『可愛い』
仕草の一つ一つが『可愛い』
藍さんでなくとも、
ついつい『ちぇぇぇぇぇん!!』
と叫びたくなるだろう
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