☆序章☆

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 時は平安時代。    貴族社会は位をあげるために自分の娘を帝の妃にし、身分の高い姫のもとに通い位を極めたりする時代…   能力がある公達を退いて出世し、栄華を極め、邪魔な貴族たちを不幸に陥れたりした…    陥れられた男は鬼になり都に災いを起こす…  鬼になるのは男達だけではない。    身分低い女と愛しあい、一緒に暮らしたいといっていた男が出世に目を暗み女を捨てる。  捨てられた女はそうは知らずに男を待ち続け、それを知った女は怒り悲しみ憎しみ鬼となる…    その思い…鬼たちは呪う念の姿にかえ風に運ばれていく …その風を念風という。  念風はめぐる都を巡る…そして同じ思いを持つ者に憑き鬼へと変化させていく…
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