狂わされる感覚

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「くそっ…離せ!!井坂…!!」 「威勢だけはいいですねぇ… 照井竜くん…いや、竜さん?」 竜は井坂に捕まり、 廃墟になった図書館の本棚に 手錠で繋がれていた。 竜の細い手首には、 傷つかないようにと タオルが巻かれている。 竜はギリッ、と歯噛みをし、 井坂を睨む。 そんな視線にはお構い無しの 井坂は竜の身体をまじまじと 眺めて、舌なめずりをした。 「興味深いですね… 君は男だったはずですが… ドーパントの影響ですか?」 「あぁその通りだ。 だから早く解け。出来れば、 貴様と同じ空気は吸いたくないのでな」 「実にいいですねぇ… その威勢の良さ。少しばかり、いじめたくなりましたよ」 井坂の手が身動きの取れない 竜の服の下に滑り込む。 「なっ…何をする…!?」 「心配はいりませんよ。 私は医者ですから、 一瞬で天国へ送ってあげましょう」 「あっ!!や、めろ…!!」 乳首を優しく弄られ、 声を上げて抵抗する竜。 身じろぎをしたり、 じたばたと足蹴にしたりしても井坂は動じない。 「おや、下着は女物ですね」 「やめ…!!外すなぁっ…!!」
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