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「左、フィリップ、いるか」
竜が事務所を訪れた。
ドーパントは倒したものの、
後遺症で時々女体化する竜はこの日も女だった。
下着はきちんと女物。
赤い下着だった。
下もレザーパンツではなく
オーダーメイドのレザーミニスカ。
「おぉ、どした照井」
「また抱かれに来たのかい?」
「ちっ、違う!!
所長の前でそんな事言うな!!」「あたし聞いてない…」
「亜樹ちゃん、ガレージ行ってなよ」
亜樹子はガレージに消えた。
その瞬間、竜は顔を赤くして
俯いた。
「どしたよ、照井」
「風邪かい?」
竜はとんでもない事を口にした。
「違…う…その…君達の…
子供を…孕んだ…」
「「…は」」
二人は素っ頓狂な声を上げる。けれどもすぐに嬉しそうに笑う。
「やったな、フィリップ」
「僕達の子供、楽しみだね
照井竜」
「う、うるさい!!」
その瞬間亜樹子が壊れたのは
言うまでもない話だった。
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