プロローグ

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30XX年 世界は機械化が進んでいた。人間は動かず機械が動く。そんな時代だった。 故に人間は明らかな運動不足に陥り、1階から3階へ階段で上るだけでも息があがるほどだった。 健康状態も悪くなる人が多くなり、早くに亡くなる人も急激に増えていた。 「このままでは体力が低下する一方だ。なんとかせねば人類の存続危機に関わってくる。どうしたものか...」 総理大臣はこの現状を脱する打開策を見いだす為、議員や有名な医師などを集め 『体力向上計画』 と称し会議を開いた。 「機械の使用を制限すれば良いのでは?」 「そんなことをして、国民の反対は目に見えている!」 「では強制的に運動をさせる法律を作り....」 ─────……‥
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