突然の知らせ

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俺は すぐに病院に 向かった あんときほど 速く走れたときは ないんじゃないか 病院について すぐに妃のとこに 行ったよ 『妃… 無事でよかった』 『…ぁ…ぅ…』 『きさき…?』 妃の両親と 一緒に 医者の説明聞いたとき 俺も声が出なくなるんじゃないかってほど 泣いたよ… 『妃さんの声は… 精神的なものから 出なくなったのでしょ』 『…いつ…また…声が 出るように…なるんですか…』 俺はすがるように 医者に聞いたよ 『分かりません いずれ…出るはずです』 辛かった… 『里人ー…』 俺の名前を あの声で 呼んでくれるのが もうないんだって 思ったら… でも 一番辛いのは 妃なんだ そのとき 俺は… 妃の 心と体を 守れるほどに 強くなったら この想い… 伝えようと誓ったんだ
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