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ニャァァァ
にゃぁぁぁ
事件が度重なり、犯人がまた捕まっていないということで、午前中で学校が終わり帰路の途中、ふぃに猫らしき声が聞こえた。
しかし、人間の声も聞こえる。
髪を肩まで伸ばし、眼鏡をかけた大人しげな、あどけない顔付きの制服姿の少女は、好奇心を押さえきれず、声の元へ制服を翻し足を進めた。
ナァァァン
にゃぁぁぁん
「……川の方だ。」
耳を澄まして声の元を探り、普段とらない自身の行動に戸惑いながらも、足早に進む。
すると、川の土手に座っている男性が目に入った。
胡座をかいて座るその人の膝には、真っ白な猫がいる。
「見つけ……た。」
私は不思議な高揚感を感じながら声に出した。
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