不幸の手紙

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「ただいまー」 「お帰り咲那、プリン買ってあるわよー」 「やった!!あとで食べよっと!!」 私の名前は早川 咲那 ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の高校に通い、そして、ごく普通の生活をしている そんな高校二年生 人と何か違うことっていったら、父が三年前に他界してしまったことと、兄がそれ以来部屋に閉じこもってしまったということぐらい 私の父はすごい発明家で、昔からいろいろな研究をしていたの 私たちが小さかった頃は、よくいろんなものを造って遊んでくれてたの そんな父を、兄は本当に尊敬していて、自分も将来は偉大な発明家になる!って、張り切ってたな・・・ そんな兄だから、父が死んでしまったことは、本当に辛かったんだと思うの その結果、今こうして部屋から出てきてくれなくなっちゃったもの 早く、兄の心が治ってくれればいいけど・・・  
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