散り行く華は…  

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澄み渡るこの空の下 今日もいつもと変わらず神社で木刀で素振りをする少女がいた 彼女の名は七瀬 夕(ななせ ゆう) 高校2年生だ 彼女の剣の腕前は県で一二を争う程である 夕「…ハッ…ハッ…ハッ…」 少女は動きを止めて時計を見る 夕「あぁ、もうこんな時間か…」 時刻は既に午後7時をまわっていた 彼女は一人暮らしをしている こうして大好きな剣道の素振りをするにしても時間は一分、一秒が惜しい しかし今日の彼女は違った 既に夕食は済ませてあった 今日やるべき勉強も終わっている そして彼女は星がかかり始めた空を見上げては嬉々としていた
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