散り行く華は…  

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そう 今日は待ちに待った七夕の日なのだ 何故この日を待ちに待っていたのか疑問に思うのも無理は無いだろう 1つは彼女の誕生日 因みに彼女は今日で17歳になった そして、もう1つの理由は… ―年に一度だけ過去と通じる隠し戸が今日、通じるからである 神社の隠し戸は理由はわからないが年に一度だけ、そう、七夕の日のみ過去…しかも幕末と繋がるのだ そして、その幕末には彼女にとって家族とも言えるであろう人がいた 彼女はこの日を待ちながらその人に早く会いたい、会いたいと思いながら毎日を過ごしているのだ そして今日がその日 幕末へと繋がる道が現れるのだ
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