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彼女は夜の道を走った
彼女の心とは対象に星が夜空に輝いていた
闇雲に走った
そして彼女は気付いたら丘の上の神社に来ていた
ふと空を見上げる
星は憎らしい程輝いている
自分の気持ちとは裏腹に輝いている星が嫌だった
嫌だったのに
彼女は星空に見入っていた
でも、星空を見上げながらも彼女は思っていた
何故、母は死んでしまったのか
何故、父は母が亡くなったにも関わらず帰ってきてくれないのだろうか
彼女を孤独感が襲っていた
―あぁ…私は一人で生きていかなきゃいけないのかなぁ…
彼女はフラフラと歩き出す
そして足を止めた
いつの間にか神社の裏にある倉に来ていたようだった
そしてある異変に気付いた
そう、いつもなら空いてない筈の扉が空いていたのだ
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