出会いと別れ

新しい地

引っ越してきてから二、三日
やはりポンの体には長旅はかなりの負担だったのだろう
一日のほとんどを寝むって過ごしていた
四日目の朝
「ポン！川にお散歩行くけど行く！？」
明るく誘った
ポンは寝ていたのか大きな声にびっくりしたみたいで、目を真ん丸にして、あたしを見ていた
リードを前でちらつかせると、ゆっくり起き上がり尻尾を振った
前脚をあげて、早く行きたいと私に合図した