PM10:30

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ハルカと出会ったのは、大学に入ってすぐ。 休講と書かれた掲示板を見ていた時、向こうから話しかけてきた。 一人? 軽そう。 第一印象は、近づきたくないと感じた。 なのに、何を考えているか解らない瞳に見つめられると 動けない自分がいた。 「よかったら、連絡して」 自分の携帯番号をノートの切れ端に書いて、強引に渡す。 その一連の流れの全てに ナルは目が離せなかった。
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