‐奇‐

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きっと、もう、僕の顔は、恐怖でひきつっているだろう。 その顔のない、というか、見えない女性(?)は、しばらく、僕の前に浮いていたが、急に、寝ている僕に覆いかぶさるように、ブワッと、倒れてきた…! 『う、うわあああ!!?』 …………チュン、チュン…… 『はッ!』 気がつくと、小鳥のさえずりが聞こえ、カーテンから、光が射していた。 ……ゆ…夢? ベッドから、起きた僕は、もう、全身、汗びっしょりになってしまっていた。 「な、なんだったんだ…。嫌な夢だったな……。」
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