地味女の秘密

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静かに 地味女の所に近づいた 湊「…」 桃「ん……」 よく見たら こいつ… 誰かに似てるような…? 誰だっけ? にしても こいつなんでダサい 格好してるんだ 地味なフリする理由が 分からない 桃「あたしのケーキ 返しやがれー!」 パチッ 湊「あっ……」 げ・・目覚ましやがった! 桃「………あ?」 湊「……や、やぁ? 俺は異世界から 飛び降りてきた堕天使湊だ 今君は夢の世界にいるんだ」 桃「・・・はい?  あの頭大丈夫ですか?」 俺は馬鹿か 何が堕天使だ! ただの痛い奴じゃないか あーどうするか・・ 桃「あの聞きたいことが あるんですけど…… いつからいました?」 仕方ねぇ 変に隠すより 正直に言った方がいいな 湊「あー お前が馬鹿でかい声で 叫んでるところからだな」 桃「! いや、それ私じゃありません。 誰かと間違えてません?」 湊「はっ?」 桃「と、とにかくですね! あたしは叫んで いませんから! し、失礼しましたぁ~!!!!」 バタンッ 湊「…っは… なにあれ?誤魔化せたと 思ってるのか? 面白いやつ」 そういえば初めてだな 俺の顔をちゃんと見て 話してくれた女は いや、もう1人いたな・・・ アイツは今どこにいるんだろうな 俺は 小さく溜め息をついた後 教室に戻った
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