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桜の咲く季節。
せめてこの桜が全て落ちるまでは、いつもと変わらぬままでいさせて…
例え僕自信が変わってしまったとしても、この桜だけは今の僕を…今のこの姿を覚えていて欲しい。
『総司!!早く来ねーと無くなっちまうぞ!!』
『はいはい。まったく…過保護なんだか鬼なんだか…』
ブツブツと言う僕を彼女は嬉しそうに見上げていた。
『…何?』
『なっなんでもないです!!』
慌てて顔を伏せる彼女を横目に見ながら、僕は彼女の手を握り皆のところへ向かった。
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