第1章…海沿いの町から。
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本田はかるく頭を下げて部屋に戻った。 「あしたから、仕事か…。とりあえず気持ちきりかえていかんとの」 夕焼け色に染まる糸崎の町をベランダから見ながら、本田はタバコに火をつけた。
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