全ての始まり

4/5
前へ
/600ページ
次へ
女性は頷くと通話を終了して、携帯電話をポケットにしまった。 女性は命令通りに横たわる影をしっかりと見据えていた。 突然近くで海鳥が羽ばたいた。 女性はそれに驚きそちらに視線がいってしまった。 なにもないことに安堵するがハッとして、影に視線を戻す。 しかし、そこには影の姿はなかった。 ──どこに……!! 慌ててあたりを見渡す。 あんなものを野放しにしたら大変なことになる、その考えが女性を焦らした。
/600ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26311人が本棚に入れています
本棚に追加