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「はい、もう完治したので大丈夫です」
俺が答えると直紀さんは満足そうに頷いていた。
「あんまり無茶してちゃだめだよ?」
心配そうに言う柊に俺はニヤッと笑った。
「無茶なんてしてねぇよ。それより、お前もあんまり飛鳥に無理強いるなよ?」
俺は大量の汗をかいている飛鳥を見ながら言った。だが、飛鳥は微笑んで首を横に振った。
「私は別に無茶でもいいわよ。強くならないといけないんだから」
「ああ、俺達は強くなるぞ。お前らと肩を並べて戦えるようにな」
相馬は決意のこもった表情でそういうと俺に拳を突き出した。
俺はそれに自分の拳で軽く小突いた。
「直紀さん、変わってもらってもいいですか?」
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