大気使い【アトモスマスター】

7/8
前へ
/600ページ
次へ
「はい、もう完治したので大丈夫です」 俺が答えると直紀さんは満足そうに頷いていた。 「あんまり無茶してちゃだめだよ?」 心配そうに言う柊に俺はニヤッと笑った。 「無茶なんてしてねぇよ。それより、お前もあんまり飛鳥に無理強いるなよ?」 俺は大量の汗をかいている飛鳥を見ながら言った。だが、飛鳥は微笑んで首を横に振った。 「私は別に無茶でもいいわよ。強くならないといけないんだから」 「ああ、俺達は強くなるぞ。お前らと肩を並べて戦えるようにな」 相馬は決意のこもった表情でそういうと俺に拳を突き出した。 俺はそれに自分の拳で軽く小突いた。 「直紀さん、変わってもらってもいいですか?」
/600ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26311人が本棚に入れています
本棚に追加