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「おっしゃ!!」
相馬は余程嬉しいらしく、周りの目を気にせず叫んでいる。周りの目が一斉にこちらを向き、少し恥ずかしい。
「飛鳥はどうするんだ?」
俺は恥ずかしさを抑えて、相馬の向こう側の席に座る女子学生に聞いた。
「私も今日ならいいわよ」
微笑みながらそう言うのは、相馬の彼女の河原 飛鳥(カワハラ アスカ)だ。肩の高さに切りそろえた黒い髪と真っ黒のくりっとした瞳を持ち、美人という印象を受ける俺のクラスメートだ。
「それじゃあ、カラオケが混み出す前にさっさと行きますか」
俺は鞄を背負って立ち上がった。
それに続くようにして、相馬と飛鳥も荷物を持ち立ち上がる。
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