プロローグ

3/3
前へ
/12ページ
次へ
街から離れた森の中に白を基調とした大きな家があった。 「…ルーザー、この家から出て行け。才能のないお前は家の者なんかじゃない!」 この家の主であろう男はそう告げた。 「だろうな… 兄貴達に比べて俺は落ちこぼれさ。力が無ければただの【人】でしかない。 今まで世話になったな…」 ルーザーは入り口を開けて出て行った。 最後に母であろう人に餞別を渡されて…
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加