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「お師匠聞いてよ。
親父がもうすぐ死ぬの…
あんな元気だった父がさ…
春日山城に戻るべきなのかな…」
下を向いた虎千代にお師匠は言った。
「うむ…
難しい質問ですね。
しかし私が戻りなさいと言ったら虎は私の言った事を真っ当し
もしそれが間違っていたならば…
私を憎みますか?」
「そんな事しないよ。」
「嘘です。顔に出てますよ。」
「ヘヘヘ。お師匠には適わないや。」
「【自分がどうするべきか】は己自身で決断し、人に聞くものでは無いよ。
」
「怖いんだ。自分で選択した道がハズるのが…」
「人は誰しも過ちを行う。
その過ちが己を強くするのです。
後悔。多いに結構!
ハッハッハッハッ!!」
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