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学園都市の夜は割と騒がしい。
人口の半分以上が学生というこの街にも、もちろん闇の部分というのも存在する。
その中心たる路地裏に、浜面仕上(ハマヅラシアゲ)は立っていた。
セーターにジーンズというありきたりな格好の彼の手には、しかし拳銃が握られていた。
中身はたった一発の銃弾。
彼は無言でとある建物に発砲した。
それだけでその建物は発火、ものの十分で炎上に至る。
浜面は懐から紙を取り出す。
「コレであと七件か」
そうやって彼は再び路地裏に入っていった。
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