105人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「置いたラケットを上から掴む様に持つのが正しいウエスタンの握り方(グリップ)…だよね?裕」
リョーマは上から目線で原因その1(佐々部)に説明して少女(裕)に同意を求めた。
「正解。リョーマ…」
裕はゆっこりと微笑みかけそう言った。
「ちなみにね…アンタの言う〔握手する様に〕はイースタングリップだね~残念。」
「(ドキッ)」
「よくいるんだよね逆に覚えてる人。」
裕にアッサリ言われてしまった
原因その1(佐々部)は仲間に笑われながら、
ちょうど青春台と言う駅に着いたので、
電車を下りていった。
「さて、リョーマ下りよう」
「うん。」
裕とリョーマも帽子を被り直して下りた。
「久しぶりリョーマ。」
「だね…」
二人は話しながら、
一緒に駅の出口に向かい歩き始めた。
「ちょっとは勉強したみたいじゃない?」
「まあね」
「またまだみたいだけど…」
裕はカラカラと笑った
「(ムッ…)」
リョーマはそんな裕の態度に少し拗ねたようにムッとしていた。
そんなリョーマが面白いのかまだ裕は笑い続けた。
「テニスガーデンってどっち?」
あっという間に駅の改札を通り過ぎた。
そこで、
ふと浮かんだ疑問をリョーマは裕に聞いてみた。
「さぁ?あそこの三つ編みの子に聞いてみたら?リョーマ」
裕はニコニコしたまましらばっくれた。
リョーマはこうゆう時の裕は絶対教えてくれないことが
今までの経験で分かっていたので
少しため息を着き、
言われたとうり聞きに行った。
お、戻ってきた戻ってきた。
リョーマはさっさと聞いて戻ってきた。
最初のコメントを投稿しよう!