日常茶飯事

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サクを簡単に説明してみれば、 俺が拾って名前を付けたペット …らしい(最後は本人の意志) 名前も聞いてはみたんだけど、 ないからつけてって。 いきなりの展開に頭がついて行 かなくて、しばらく二人でお互 いのことを話してみたり。 そしたらサクは今までの記憶が まったくないこと、好きな食べ 物がさくらんぼであること等が 分かった。 結局のところさくらんぼが好き なところしか知らない。だから さくらんぼからとって、サク。 本当はサクラとかが良かったん だけどな…女みたいだからって 否定された。 「サクは本当に何も覚えてない の?」 「ん、うん…全然っ!」 サクは首をぶんぶんと横に振っ て、時計を見た。 もう朝の8時を過ぎていた。 今日は休みだったから全然時間 の感覚が無かったな。  
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