1 仕事

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「ボルト、はやく!」 私は木の上を走るボルトに手を伸ばす。 ボルトは無言でカプセルを私に投げる。 カプセルを受け取ると、もうすぐ見えるであろう怪物を仕留めるため体勢を整える。 「いた!」 私の前を走るレインが叫ぶ。 すると木々の間でうごめく奇妙な生物が目に飛び込んできた。 それはまるで蜘蛛のような足を持ち、足の先はカマのように鋭くなっている。 胴体は粘土を固めたようにでこぼこしていて、気色悪い緑色をしている。 触ったらネバネバしていそうだ。
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