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『ねえ、鈴子。夏休み家族で伊豆にいくんだ、あんたもいかない?』
『いいな…行きたい。でも私アルバイト行くからな…』
『そうか…じゃあお土産買ってくるから』
富貴子は私の背中を叩いて走っていった
痛い…昨日お父さんに椅子で打ち付けられた場所…
ホントは富貴子と伊豆に行きたかった
でも身体中のアザみられるのは…富貴子はほってはおかないだろう
アルバイトは嘘…多分一日図書館で過ごして、夜にはお父さんの機嫌がいい日以外、また虐待されるのである
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