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気がつくと、私はベットに横になり、顔には冷たいタオルが置かれていた
横で『お姉ちゃん、お姉ちゃん』と泣く卓也がいた
『大丈夫だよ、卓也。お姉ちゃん強いんだから。心配しないで』
『僕、いつか強くなってお姉ちゃん守るから!』
『ありがとう…』
下からはお父さんとお母さんの争う声が聞こえてきた…
こんな状態が何年も続いているが、顔を殴られたのは初めてだった…明日は外に出られない
翌日、お母さんが私の部屋に鍵をつけた。業者の人に頑丈で内側にだけかける鍵をとオーダーしたのだ
『鈴ちゃん?これからはお父さん暴れそうになったらすぐに部屋に逃げて鍵するのよ?わかった?』
『わかった…ありがとうお母さん』と私は泣いた
でも傷があまりにも酷いため、お母さんに病院行きなさいと保険証とお金を持たされた
私は大きめの帽子に伊達メガネをかけて少し遠い病院にいった
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