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私達は図書館の裏手にあるベンチに腰掛けた
『虐待…いつから?』
『3年くらい前から』
『でもそんなに顔なってなかったよ?』
『昨日初めて顔殴られたの…それまでは顔だけは守ってきた。でも身体中アザだらけで、酷い時は授業でれなかった。サボってたのはそれが理由…』
『なんで先生に相談しないんだ!』
『私達はお父さんに食べさせてもらってるの…虐待の事外にもれたら公務員のお父さんは仕事辞めなきゃいけない。私には小さな弟もいるのよ?私が我慢してれば、食べていけるのよ…それに大学に受かったら私は離れて暮らすわ。それまでの辛抱』
『たえれるの?』
『もう何年もこんなだもの…慣れた』と私はわらった
眼帯が少し邪魔だったけど、塚本先輩は泣いてくれてた
『先輩ありがとう!私大丈夫だから。早く富貴子帰ってくるといいね』そういって私はその場を去った
恥ずかしい話しだけど…彼にはすらすら話せた
そして気持ちが少し落ち着いた
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