慰安旅行

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まだ午前中だったが朝から照りつける太陽のように田畑達のテンションは高かった。 隣にいる中田はまたかと呆れ顔を見せていたが、西条は微笑むと茶色い封筒を一つ差し出す。 「そうそう、旅行後でもよかったけど、さっき担当の人がチケット持ってきがてらくれたから渡しておくよ」 「何?」田畑は不思議そうな顔で受け取り封筒を開けた。 中には一枚の白い紙があり、出して広げて見ると田畑は目を見開く。15人分の旅行代金の請求書だった。 「何だこれはっ!?」某有名俳優の有名なセリフに似た言葉を叫ぶ。 「参加は許可したし、割引だけど会社関係者じゃないから当然そっち持ちね」 田畑が一人固まってる少し先に、恵とさくらが立っていた。
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