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「へっ!?」恵は質問にびっくりする。
「だよな、俺らが連れてくるならともかく、片瀬が呼ぶなんてさ」遠慮のない先輩部員が中心に突っ込んできた。
「どっちから連絡取ったんだよ」
「違―」驚かす事しか考えていなかった恵は慌てて手を振る。
「それが偶然何だよね~」いきなり田畑がぬっと陸と恵の前に現れた。皆は目を丸くする。
更に田畑は尻を突き出して二人の間に割り込み、無理矢理恵を席から押し出す。
恵は腰をさすりながら苦々しい顔を作るが田畑は無視する。
「ちなみに僕が二人を引き合わせたんだよ、ね~?」そう言いながら田畑は陸にすり寄るようにもたれ、目尻を下げて甘く微笑んだ。陸は苦笑する。
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