慰安旅行

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「さくら?」 「…ん、あっ、ごめん」さくらはハッと我に返ると照れ笑う。「ちょっと疲れちゃったかも」 「大丈夫?お水飲む?」 「ん」さくらは恵からペットボトルの水を受け取ると何口か飲み、明るく微笑んだ。 「もう平気っ、着替えよっか。あ、ベッドどっち使う?」 「本当に大丈夫?」 「うんっ、昨日海が楽しみであんまり眠れなかったからかな。じゃあ私こっちね」さくらは立ち上がると近いベッドにジャンプする。 恵達は着替えてロビーに向かい、既にいる陸と和香と合流してビーチに向かった。 黄色く焼けたビーチには既に社員と部員達がいて、海の中で遊んだりパラソルの下にあるデッキチェアで寛いだりしている。 恵達は空いているデッキチェアに荷物を置いて水着だけになった。
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