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恵は濃いピンクに白の水玉柄のセパレートタイプで、首の後ろで紐を結び、下も体型を誤魔化せる白ベルトのついたスカートのセットになったもの、さくらはシンプルな茶色のビキニだが、恵とは違い胸の谷間がくっきりと見えている。
さくらの抜群のプロポーションもすごかったが、陸はスカイブルーに白のラインが入った膝より少し上の丈の水着姿になると、どこからかわらわらと人が現れ集まった。
恵はまた押しのけられ、あっという間にさくらと陸を囲む。
「すごい腹筋だねえ」田畑が目尻を下げてうっとりと眺めた。
「君もいいスタイルだね。身長がないからショーは無理だけど、グラビアできるんじゃない?」他のデザイナー達はさくらを褒める。
「いえ…」遠慮のない視線にさくらは顔を赤くして落ち着きなくもじもじした。
「それ本物?」別の社員がさくらの胸を指す。
「本物っ!?」さくらは目を丸くした。
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