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「―ッ!!ミヤのわからずやッ!!」
「!!!?ちょっ…落ち葉なんか投げんなよ!!」
「ひゃっひゃっ!ミヤ、葉っぱまみれじゃん!!」
「あんたが投げたんだろ!!」
「あひゃっひゃっ!!ミヤまだ頭の上に葉っぱあるよ~」
「…ほんッと…バカ」
「とったげる~ふふ~」
「うわッ!?バカ!!髪かき混ぜんな!!」
「ふふ~ぐちゃぐちゃ~」
「セットし直しじゃねぇかっ!!」
「あひゃひゃっ~ミヤ怒った!!逃げなきゃー」
「あっ!!バカ!!そんな走ったらこ……」
「いッッた~!!」
「まったく…あなたほんとよく転けますね」
「葉っぱがぁ~」
「はいはい、滑ったんでしょ。ほら手」
「うぅ~膝打った~…うわッ!?ミヤ、手冷たすぎ!!」
「寒いんだから当たり前でしょう?あんたが温かすぎんだよ」
「も~早く言いなよ~うわッこっちもちょー冷たい!!」
「何やってんですか…」
「んぇ?」
「いや、聞こえてるでしょ」
「もッ…温めてんの!!」
「……バカですね」
「もぉ、バカ言い過ぎ!!」
「んふふ…そろそろ帰りましょ。ほら手離して、歩けません」
「え~もう?…んんー…あっ!!こうしよ!!」
「…離してくれないんですね」
「ポケット入れちゃえばもっと温かいんじゃね!?」
「んふふ、あなたほんとバカですね」
「ほら!温かいでしょ!!」
「はいはい急ぎましょ」
「葉っぱすごいね。ガサガサいってる」
「ガサガサって変だろザクザクだろ」
「うん、どっちでも…音すっごいね~」
「すっごいですね」
「二人分だね」
「そうですね」
「雪…」
「降るといいですね」
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